血圧編

血圧とは、心臓から送り出される血液の流れによって、動脈の壁にかかる圧力のことです。

高血圧は自覚症状をともなわず進行し、気づかないうちに動脈硬化を促進させ、心筋こうそくや脳卒中などの生命にかかわる疾病を引き起こす要因と言われています。
しかし、自分の血圧を知ることで、日々の血圧状態が把握でき、日々の食事や運動などの生活習慣を見直すための重要なヒントになります。家庭での血圧測定には、病院などではわからない情報を含んでいることもあります。継続的に家庭での血圧測定を心がけ、体の重要な情報を見落とさないようにしましょう。

血圧ってな〜に?

心臓は体の隅々まで血液を循環させるためのポンプで、血液は心臓が収縮して動脈内に吐出されています。成人の心臓は握りこぶしくらいの大きさで、一日に10万回以上も拍動しています。
血圧とは、心臓から送り出される血液の流れによって、動脈の壁にかかる圧力のことです。送り出される血液の量と動脈の太さと柔軟性などによって血圧は決まります。一般に血管は加齢とともにしなやかさを失うといわれ、血圧も加齢とともに上昇していく傾向があります。

血圧を測ろう

血圧を測定する場合、通常、最高血圧と最低血圧が記録されます。心臓が収縮して血液が心臓から送り出されるときの最も高い血圧を収縮期血圧(最高血圧)といい、心臓が拡張して血管にかかる圧力が最低のときの血圧を拡張期血圧(最低血圧)といいます。

常に変化しています

血圧は、体のリズム、姿勢、精神状態、ストレス、気温などの影響を受けやすく、健康な方でも一日の間にかなり大きく変動しています。たとえば、日中は高く夜間は低下します。また、食事中や会話中などは血圧が上がりますが、食後は下がります。日常生活の1つ1つの動作をとっても、血圧は常に変動しています。

【血圧の日内変動の一例】

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高血圧などの生活習慣病は、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が主な原因です。

高血圧ってな〜に?

よく聞く高血圧と言う言葉。本当は怖い高血圧。
低血圧より高血圧のほうが体に及ぼす影響が大きいと言われています。

世界保健機構(WHO)、国際高血圧学会(ISH)では、図のように血圧の分類を定めています。医療機関で測定した最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上に該当するものを高血圧と定義しています。

高血圧って1つだけではない?(高血圧の種類について)

一言に高血圧と言っても、「本態性高血圧」と、「二次性高血圧」があります。
二次性高血圧は何らかの病気など、特定の原因によって生じる高血圧です。
高血圧の90%以上は本態性高血圧と言われています。原因を特定できないため、根本的な治療を行うことは難しいと言われますが、血圧はコントロールすることが可能です。
一般に高血圧というと、この本態性高血圧を指します。
高血圧も、血圧がいつ高いのかによって異なります。
朝方の血圧が高い「早朝高血圧」、夜間の血圧が高い「夜間高血圧」といった特定の時間帯だけ血圧が高くなるタイプや、病院などでの測定値が通常よりも高くなる「白衣高血圧」や、家庭では高いが病院での測定値は正常である「仮面高血圧」といった、測定環境で数値が変わるタイプなどがあることがわかってきました。

普段の生活状態である家庭で血圧を測定するメリットは、医療機関などで測定する値よりも血圧の変動に関する情報が多く得られ、治療中の際には薬の作用を確認する重要な情報があるといわれています。

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自分の血圧を知ることで、日々の生活習慣をもう一度見直しましょう!

正しく測りましょう

入浴や食事の直後は血圧の変化が激しいので避けてください。決まった生活リズムの中で、毎日同じ時間に測定することが大切です。

Point 測定するときは…

尿意や便意があるときは、排尿や排便をすませてから測定しましょう。
薬を飲む前、食事の前に測定しましょう。

Point リラックスしましょう

数分間安静にして、リラックスしてから測定しましょう。

Point 正しい姿勢で測りましょう

血圧を測るときは、カフの位置が心臓と同じ高さにあることが重要です。手のひらは上に向け、腕の力は抜いた状態で測定しましょう。

Point 毎日同じ時間に測りましょう

血圧は1日の中でも変化しますので、毎日同じ時間に測り、日々の変化を記録しましょう。

Point 測定中は…

楽な姿勢で安静に保って測定しましょう。腕や手首を動かしたり、話をしないようにしましょう。

血圧を測定したら

日々の血圧測定を記録しておきましょう。

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