健康コラム

マスク生活で口内トラブルが増加!
口の中を清潔に保つためにすべきこと

マスク生活が当たり前になっていることによって、増えている口臭や歯周病といった口内トラブル。
毎日の生活で簡単にできる口内環境を整える方法を、歯科衛生士のかすみやんさんに伺いました。

マスク生活でこそ、口内環境を整えよう

マスク生活が続く今、口臭や歯周病といった口内トラブルが増えていますが、これらは口内にいる細菌が一因だとか。「口の中の細菌はむし歯などはもちろん、糖尿病や脳卒中などの全身疾患にもつながります。細菌を抑えるには唾液の存在が重要です。十分な唾液の分泌がなければ、口内が乾燥し細菌が繁殖しやすくなります」と語る歯科衛生士のかすみやんさん。

では、良い唾液を増やすためにはどうすればよいのでしょう。

「口呼吸ではなく鼻呼吸を意識し、こまめな水分補給をして唾液の分泌を正常化させましょう。また、歯ブラシなどのオーラルケア用品を清潔に保ち、菌を増殖させないのもポイント。風通しの良いところで保管すれば、清潔な状態をキープできます。クリニックでは、超音波洗浄器の力も借りていました。毎月、歯ブラシを買い替える日を決めておくのもおすすめですよ!」

口の中をキレイに保つポイント

  • 食後、“ 鏡の前” で歯を磨く習慣をつける

    時間があるときは、鏡を見ながら歯を磨きましょう。磨き残しが少なくなる他、自分の歯や歯ぐきを見ながら磨くことで口内の健康状態にも気付きやすくなります。

  • 歯ブラシ以外のアイテムも活用する

    歯と歯の隙間に詰まった歯垢や舌の汚れも細菌が増殖する原因に。デンタルフロスや歯間ブラシを使ったり、舌ブラシを使って優しく磨いてあげることが大切です。

  • デンタルリンスで口内の細菌をケア

    就寝前に殺菌効果のあるデンタルリンスを使い、細菌を減らすことも方法の一つ。うがいや手洗いの際にも取り入れると、外からの菌を殺菌する効果もあるので、おすすめです。

  • 好きなアイテムを使い歯磨きタイムを楽しむ

    複数の歯ブラシを使ったり、好きな歯磨き粉を使うことで、毎日の歯磨きのマンネリ化防止に。複数のアイテムを使うことで、口内の変化にも気付きやすくなるでしょう。

  • ケア用品を清潔に管理する

    口内に入れるものは不潔になりやすく、細菌が原因で粘膜が腫れる場合も。直射日光が当たらない風通しの良い場所で、乾燥させましょう。超音波洗浄器の使用も効果的です。

シチズン・システムズからのワンポイントアドバイス!

  • 超音波洗浄器ならオーラルケア用品を超音波でしっかり洗浄

    超音波洗浄器は、微細な隙間にある汚れを超音波の力で洗い落とすので、オーラルケア用品の洗浄にも最適。歯ブラシはもちろん、電動歯ブラシの替えブラシや舌ブラシ、矯正後のリテーナーや入れ歯なども超音波洗浄器を使えば、毎日清潔な状態をキープできます。

教えてくれたのは・・・
歯科衛生士YouTuber かすみやん さん
歯科衛生士。講演活動のほか、YouTubeチャンネル「歯科衛生士YouTuber かすみやん」にて動画を配信。動画内では、歯の健康や口腔ケアの保持推進をわかりやすい語り口で行っている。
掲載KiiTa夏号2021

文/梅澤暁 写真/Shutterstock.com

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