電波障害自主規制
この装置は、クラスA 機器です。 この装置を住宅環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
VCCI-A
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ご注意
- ご使用前に必ず本書をお読みください。読み終わった後は、大切に保管し、必要なときに読み直しできるようにしてください。
- 本書の内容は、予告なく変更されることがあります。
- いかなる手段によっても、本書の内容を無断で転写、転用、複写することを禁じます。
- 本書の運用結果につきましては、内容の記載漏れ、誤り、誤植などに関わらず、当社は一切の責任を負いかねます。
- 本書に指定されている製品以外の別売品や消耗品を使用した場合の結果として発生したトラブルにつきまして、当社は一切の責任を負いかねます。
- 本書で指示している部分以外は絶対に手入れや分解、修理は行わないでください。
- お客様の誤った操作取り扱い、使用環境に起因する損害については責任を負いかねますので、ご了承ください。
- データなどは基本的に長期的、永久的な記憶、保存はできません。故障、修理、検査などに起因するデータの消失の損害、および損失利益などについては、当社では一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
- 本書の内容について記載漏れや誤り、不明点などがございましたらお買い求めの販売店へご連絡ください。
- 乱丁、落丁はお取り替えいたします。
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Made for Apple バッジを使用することは、Apple が定める性能基準を満たしているとデベロッパによって認定された電子アクセサリであることを示します。Apple は、本製品の機能および安全および規格への適合について一切の責任を負いません。
Apple 製品と本アクセサリの使用により無線の性能に影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。
- Apple, Apple TV, Apple Watch, iPad, iPad Air, iPad Pro, iPhone, and Lightning are trademarks of Apple Inc., registered in the U.S. and other countries. tvOS is a trademark of Apple Inc. The trademark "iPhone" is used in Japan with a license from Aiphone K.K.
- EPSON およびESC/POS は、セイコーエプソン株式会社の登録商標です。
- QR コードは( 株) デンソーウエーブの登録商標です。
- Ethernet およびイーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
- Bluetooth® は米国 Bluetooth SIG, Inc. の登録商標です。
- CITIZEN はシチズン時計株式会社の登録商標です。
- その他すべての商標は各所有者の財産です。
- シチズン・システムズではライセンスに基づき使用しています。
Copyright© シチズン・システムズ株式会社 2019 年
周波数帯について
使用上の注意
この機器の使用周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小電力無線局(免許を要しない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
- 1.この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局ならびにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。
- 2.万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに使用周波数を変更するか又は電波の発射を停止した上、下記連絡先にご連絡頂き、混信回避のための処置等(例えば、パーテーションの設置など)についてご相談ください。
- 3.その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、次の連絡先へお問い合わせください。
- シチズン・システムズ株式会社
- 電話(042) 468-4993
- Bluetooth モデル
- 本機は、2.4GHz 帯を使用する無線設備です。
変調方式としてFH-SS 変調方式を採用し、与干渉距離は約10m 以下です。 全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域は回避不可です。

- 無線LAN モデル
- 本機は、2.4GHz 帯を使用します。
変調方式としてDS-SS 方式およびOFDM 方式を採用し、与干渉距離は約40m 以下です。 全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域は回避可能です。

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- 本製品は、外国為替および外国貿易法に基づく輸出規制品です。
本品を輸出するとき、または外国に持ち出す際には、当社販売担当者までご連絡ください。
- 電波法に基づく認証について
- 本製品の無線装置は、電波法に基づく小電力データ通信の無線設備として認証を受けています。認証表示は無線設備上に表示されています。従って、本製品を使用するときに無線局の免許は必要ありません。ただし、以下の事項を行うと法律で罰せられることがあります。使用上の注意に反した機器の利用に起因して電波法に抵触する問題が発生した場合、当社ではこれによって生じたあらゆる損害に対する責任を負いかねます。
- 本製品の無線装置を分解/改造すること。
- 本製品の無線装置に貼られている認証ラベルを剥がすこと。
はじめに
本製品は、最大4インチ幅の印字が可能なラインサーマルプリンターです。
通常の幅のレシートには収まりきらない情報量の多いレシート、ラベル、チケットを即時に印刷可能です。
豊富な機能が盛り込まれていますので、各種の用途に広くご利用いただけます。
「Made for iPod」、「Made for iPhone」および「Made for iPad」とは、それぞれiPod、iPhoneあるいはiPad 専用に接続するよう設計され、アップルが定める性能基準を満たしているとデベロッパによって認定された電子アクセサリであることを示します。アップルは、本製品の機能および安全および規格への適合について一切の責任を負いません。
このアクセサリをiPod、iPhone あるいはiPad と使用することにより、無線の性能に影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。
- iPad、iPod、およびiPod touch は、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。iPad Air とiPad mini は、Apple
Inc. の登録商標です。
- EPSON およびESC/POS は、セイコーエプソン株式会社の登録商標です。
- QR コードは( 株) デンソーウエーブの登録商標です。
- Ethernet およびイーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
- Bluetooth® は米国 Bluetooth SIG, Inc. の登録商標です。
- CITIZEN はシチズン時計株式会社の登録商標です。
- その他すべての商標は各所有者の財産です。
- シチズン・システムズではライセンスに基づき使用しています。
Copyright© シチズン・システムズ株式会社 2019 年
使用上の注意
この機器の使用周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小電力無線局(免許を要しない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
- 1.この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局ならびにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。
- 2.万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに使用周波数を変更するか又は電波の発射を停止した上、下記連絡先にご連絡頂き、混信回避のための処置等(例えば、パーテーションの設置など)についてご相談ください。
- 3.その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、次の連絡先へお問い合わせください。
- シチズン・システムズ株式会社
- 電話(042) 468-4993
- Bluetooth モデル
- 本機は、2.4GHz 帯を使用する無線設備です。
変調方式としてFH-SS 変調方式を採用し、与干渉距離は約10m 以下です。 全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域は回避不可です。

- 無線LAN モデル
- 本機は、2.4GHz 帯を使用します。
変調方式としてDS-SS 方式およびOFDM 方式を採用し、与干渉距離は約40m 以下です。 全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域は回避可能です。

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- 本製品は、外国為替および外国貿易法に基づく輸出規制品です。
本品を輸出するとき、または外国に持ち出す際には、当社販売担当者までご連絡ください。
- 電波法に基づく認証について
- 本製品の無線装置は、電波法に基づく小電力データ通信の無線設備として認証を受けています。認証表示は無線設備上に表示されています。従って、本製品を使用するときに無線局の免許は必要ありません。ただし、以下の事項を行うと法律で罰せられることがあります。使用上の注意に反した機器の利用に起因して電波法に抵触する問題が発生した場合、当社ではこれによって生じたあらゆる損害に対する責任を負いかねます。
- 本製品の無線装置を分解/改造すること。
- 本製品の無線装置に貼られている認証ラベルを剥がすこと。
特長
- 最大200 mm/sec の高速印字が可能
- スタイリッシュなデザイン
- 最大112 mm幅の用紙に対応可能
- ラベル紙、ブラックマーク紙に対応
- 高速なカッターを搭載
- USBインターフェース標準搭載
- USB給電専用ポート標準搭載
- インターフェースボード差し替え方式
- ドロワーキックインターフェース内蔵
- USB連動電源OFF機能搭載
- 用紙セーブ機能搭載
- ENERGY STAR適合の省電力機能
- XML/Web印刷機能を搭載(有線LANまたは無線LANモデル)
- 周辺機器制御可能なUSBホスト機能を搭載(有線LANまたはBluetoothのUSBホストモデル)
- 漢字第三、第四水準(JIS X0213)対応
- 中文(簡体字、繁体字)、ハングルをサポート
- コマンドによりUTF-8に対応
- メモリスイッチによる各種カスタマイズが可能
- ユーザーメモリにユーザー作成文字、ロゴを登録可能
- GS1-DataBarを含むバーコードと2次元コード対応
- Apple MFi認証済みのBluetooth通信をサポート(Bluetoothモデル)
機種分類
本製品の型番は下記の呼称方法により分類されています。

- 1.モデル名
- 2.ACアダプター収納ケース
- A: なし
- S: あり
- 3.インターフェース
- RS: シリアルRS-232C+USB
- ET: イーサネット+USB
- HET: イーサネット(USBホスト機能)+USB
- BT: Bluetooth+USB
- HBT: Bluetooth(USBホスト機能)+USB
- WX: 無線LAN+イーサネット+USB
- 4.仕向地
- J: 日本
- 5.本体ケース色
- WH: ピュアホワイト
- BK: ブラック
特殊な組み合わせについては提供されていない場合がありますので、事前にお問い合わせください。
仕様一覧
項 目 |
仕 様 |
モデル名 |
CT-S4500 |
印字方式 |
ラインサーマルドット印字方式 |
印字幅 |
104 mm/832 ドット、90 mm/720 ドット、82.5 mm/660 ドット、72 mm/576 ドット、68.25 mm/546 ドット、64 mm/512
ドット、54.5 mm/436 ドット、54 mm/432 ドット、52.5 mm/420 ドット、48 mm/384 ドット、45 mm//360 ドット、工場出荷時は104
mm/832 ドット
|
ドット密度 |
8×8 ドット/mm(203 dpi) |
印字速度 |
200 mm/ 秒(最速、印字濃度レベル100%、1600 ドットライン/ 秒) |
印字桁数 ※1 |
フォント |
最大印字桁数(桁) / 112mm |
最大印字桁数(桁) / 80mm |
最大印字桁数(桁) / 58mm |
ドット構成 (ドット)
|
フォントA |
69 |
48 |
35 |
12×24 |
フォントB |
92 |
64 |
46 |
9×24 |
フォントC |
104 |
72 |
52 |
8×16 |
漢字フォントA |
34 |
24 |
17 |
24×24 |
漢字フォントC |
52 |
36 |
26 |
16×16 |
文字寸法 ※2 |
フォントA:1.50×3.00 mm、フォントB:1.13×3.00 mm、フォントC:1.00×2.00 mm、漢字フォントA:3.00×3.00 mm、漢字フォントC:2.00×2.00
mm
|
文字種類 |
英数字、国際文字、PC437/737/850/852/857/858/860/862/863/864/865/866、WPC1251/1252/1253/1255/1258、カタカナ、ThaiCode 11/18
(1Pass/3Pass)、TCVN-3、漢字(JIS 第1、第2、第3、第4)、カナ、拡張文字、JIS X0213、GB18030、BIG5、KS Hangul、EUC Hanguel
|
ユーザーメモリ |
384 KB(ユーザー作成文字、作成ロゴを登録可能) |
バーコード種類 |
UPC-A/E、JAN(EAN)13 桁/8 桁、ITF、CODE39、CODE128、CODABAR(NW-7)、CODE93、PDF417、QR Code、GS1-DataBar |
行間隔 |
4.25 mm(1/6 inch)(コマンドにより変更可能) |
用紙 |
ロール紙: 112 mm × 最大φ102 mm 用紙厚:60-85 μm(25.4 mm ≧ 紙管内径 ≧ 12 mm/32 mm ≧ 紙管外径 ≧ 18 mm) 85-150 μm(紙管内径25.4 mm/外径32 mm) ラベル紙:150 μm以下(紙管内径25.4 mm/ 外径32 mm)
|
インターフェース |
シリアル(RS-232C準拠)、USB、Bluetooth+USB、LAN、無線LAN+LAN、LAN(USBホスト機能(USB 2ポート))、Bluetooth(USBホスト機能(USB
2ポート))
|
イーサネット |
100BASE-TX/10BASE-T |
無線LAN |
IEEE802.11n、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11b |
Bluetooth |
バージョン:Bluetooth 3.0 + EDR プロファイル:SPP (Serial Port Protocol)、iAP (iPod Accessory Protocol) 電力クラス:Class2
|
USB給電ポート |
最大2.1 A |
ドロワーキックアウト |
2 ドロワー対応 |
インプットバッファー |
4 K バイト/45 バイト |
消費電力 |
約65 W(通常印字時)、約1.5 W(待機時) |
AC アダプター |
定格入力:AC 100 V ~ 240 V、50/60 Hz、150 VA 定格出力:DC 24 V、2.5 A
|
質量 |
標準モデル:約2.5 kg ACアダプター収納モデル:約3.2 kg
|
外形寸法 |
標準モデル:170 (W) x 151.3 (H) x 216.2 (D) mm ACアダプター収納モデル:170 (W) x 193.3 (H) x 216.2 (D) mm
|
動作温度、湿度 |
5~40℃、 10~90% RH(結露なきこと)(60 μm ≦ 紙厚 ≦ 85 μm) 10~80% RH(結露なきこと)(85 μm ≦ 紙厚 ≦ 150 μm)
|
保存温度、湿度 |
- 20 ~ 60 ℃ 、5 ~ 90% RH(結露なきこと) |
印字ヘッド寿命 ※3 |
感熱ロール紙:100 km、1億パルス 感熱ラベルロール紙:50 km、1億パルス
|
オートカッター寿命 ※3 |
感熱ロール紙:100万カット 感熱ラベルロール紙:20万カット
|
適合規格 ※4 |
VCCI ※5 |
※1: 印字桁数はメモリスイッチにより切り替えが可能です。
本表の桁数は代表モデルです。仕様により一部桁数が異なります。
※2: 各文字寸法は文字フォント内部のスペースを含むため、実際の文字は小さく見えます。
※3: 当社試験条件による。
※4: 当社製AC アダプターを使用した場合の適合規格です。
※5: その他の地域、規格番号等の最新の状況については弊社までお問い合わせください。
プリンター外観
各部の名称
標準モデル

ACアダプター収納モデル

- 1.用紙窓
- 用紙の残量を確認できます。
- 2.トップカバー
- 用紙を交換またはセットする時に上に開けます。
- 3.オペレーションパネル
- 4.カバーオープンボタン
- トップカバーを開ける際に、このボタン(左右)を押します。
- 5.オートカッター
- 6.ACアダプター収納ケース
オペレーションパネル

オペレーションパネルには、2つのLED と1つのキーが配置されています。
- 1.電源LED
- 電源をONにすると点灯し、OFFにすると消灯します。
- 2.ステータス表示LED
- プリンターの状態に応じて緑、赤、橙に点灯/点滅します。
色 |
点灯/点滅 |
状態 |
緑色 |
点灯 |
オンライン時 |
点滅 |
データ受信時 |
橙色 |
点灯 |
起動時 |
赤色、緑色、橙色 |
点滅 |
エラーまたはアラーム時 |
- 3.FEED キー
- キーを押している間、用紙が送られます。
テスト印字や、メモリスイッチ設定モードに入ります。
背面コネクター部(シリアルインターフェースの例)

- 1.USBインターフェース
- 2.USB給電コネクター
- USB機器へ給電します。
- 3.ドロワーキックコネクター
- ドロワーからのケーブルを接続します。
- 4.DCジャック
- 付属のACアダプターを接続します。
- 5.電源スイッチ
- プリンター本体の電源をON/OFFにします。
- 6.USBケーブルクランプ取り付け穴
- USBケーブルクランプを取り付けることができます。
- 7.アース線止めネジ
- ドロワーからのアース線をねじ止めします。
- 8.インターフェースコネクター(シリアル、USB 等)
- インターフェースケーブルを接続します。
トップカバー内部

- 1.サーマルヘッド
- 用紙(ロール紙)に文字やグラフィックデータを印字します。
- 2.アッパーセンサー
- 用紙位置を検出するセンサーです。
- 3.用紙ダンパー
- ロール紙使用時、紙送りで発生するテンションを吸収し印字乱れを防ぎます。
- 4.ボトムセンサー
- 用紙位置を検出するセンサーです。
- ロック機構が搭載されています。
- 5.用紙ガイド(左側固定用紙ガイド)
- 6.用紙ガイド(右側可動用紙ガイド)
- 7.プラテンローラー
- 用紙を送るローラーです。
- 8.ヘッドバランス調整スライダー
- 9.手切りカッター
- 10.用紙パーティション
- 用紙幅に合わせパーティションの位置を移動させます。
- 11.用紙パーティション位置調整ボタン
- このボタンを押した状態で用紙パーティションを左右に移動させます。
- 12.用紙幅目盛り
- 13.ペーパーニアエンド(PNE)センサー
- 用紙残量少状態(ペーパーニアエンド)を検出します。
- 14.ペーパーニアエンドセンサー切り替えレバー
- 検出させたい残量によってセンサー位置を変更してください。
- 15.ペーパーエンド(PE)センサー
- 紙なし状態を検出します。センサーが紙なしを検出すると印字を停止します。
- 16.用紙シャフト取り付け溝
- 用紙シャフトを使用する場合、この部分に取り付けます。
その他内蔵機能
- ブザー
- エラー時、操作時、またはコマンド操作時に鳴ります。
- ユーザーメモリ
- ユーザー作成のロゴデータや文字データをメモリ上に保存することができます。保存されたデータは、電源をOFF にした後も残ります。保存方法については、別冊のコマンドリファレンスを参照してください。
- メモリスイッチ
- 各種機能の設定をメモリ上に保存することができます。保存された設定は、電源をOFF にした後も残ります。
- USB 連動電源OFF(メモリスイッチMSW6-3 が有効に設定されている場合)
- プリンターがUSB でPC と接続している場合、PC の電源が切れるか、またはPCとのUSB 接続が切れると、3 秒後にプリンターはUSB 連動電源OFF 状態になります。
PC の電源が入るか、USB 接続が復帰するとこのモードは解除されます。

注意
- USB 連動電源OFF 状態は、POWER LED が消灯し、電源OFF 状態と識別ができません。
- USB連動電源OFF状態で電源をOFFすると、その直後は電源が入りません。
しばらくするとUSB連動電源OFF 状態が解除され、通常通り電源が入るようになります。
- 用紙セーブ機能
- メモリスイッチMSW8-3 ~ MSW8-4 により、以下の機能を設定し、用紙を節約できます。
- トップマージンの削除
- 印字開始時にバックフィードし、用紙の先頭の空白部を減らします。
バックフィードの量を設定します。
- 行間の圧縮
- 行と行の間の改行量を自動的に圧縮します。圧縮率を選択します。

注意
- 印字開始時のバックフィードの前に、パーシャルカットされた用紙を取り除いてください。
次の印字でカットされた用紙が引きちぎられ、トラブルの原因になることがあります。
- ドットスライド機能(MSW8-6)
- 縦罫線など特定のヘッドの発熱体の発熱回数が多い場合に、発熱の負荷を分散させ、特定の発熱体だけが早く消耗するのを防ぐ機能です。
- カット毎、または印刷後15 秒以上データ受信しない場合、印字位置を自動的に右方向にN ※ ドットスライドさせます。次のスライドタイミングで元の位置に戻ります。
- ※ MSW8-6 設定値がN になります。

注意
- 右余白マージンが少ない場合、印字の一部が欠損することがあります。
- 初期状態ではこの機能は無効に設定されています。
- 有効にする場合はMSW8-6 にて最大スライド量を適切な値に変更してください。
AC 電源コードの接続
標準モデルの場合
- 1.電源をOFF にします。
- 2.ACアダプターの出力側DCプラグをプリンター本体のDCジャックに差し込みます。
- 3.ACコードのプラグをコンセントに差し込みます。

ACアダプター収納モデルの場合
- 1.電源をOFF にします。
- 2.ACコードのプラグをACインレットに挿入します。
- 3.ACコードのプラグをコンセントに差し込みます。


注意
- AC アダプターは、指定品以外のものは使用しないでください。
- AC アダプターのケーブルコネクターの着脱は、必ずコネクター部を持って行ってください。
- AC 電源は、他のノイズを発生する装置とは別の電源から電力を供給してください。
- AC 電源コードを引っ張るとコードが傷つき、火災、感電、断線の原因になることがあります。
- 近くに雷が発生したときは、AC 電源コードのプラグをコンセントから抜いてください。落雷によって、火災・感電の原因になることがあります。
- AC 電源コードを熱器具に近付けないでください。AC 電源コードの被覆が溶けて火災、感電の原因になることがあります。
- 長時間使用しないときは、安全のため必ずAC 電源コードのプラグをコンセントから抜いてください。
- AC 電源コードは、足等に引っかからないように設置してください。
- AC アダプターを接続する前に下記の事を確認してください。
プリンタ―の電源スイッチが切断されていること。
AC コードのプラグがコンセントから抜けていること。
シリアルインターフェースボード
シリアル通信によるデータの送受信を行うことができます。
インターフェースケーブルの接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.インターフェースケーブルの上下を確認してコネクターに接続します。

- 3.接続コネクターのもう一方を、ホストコンピューターのインターフェースコネクターへしっかり差し込みます。

注意
- ケーブルを抜くときは必ずコネクター部を持って行ってください。
- インターフェースケーブルは、足等に引っかからないように設置してください。
- 同時に複数のインターフェースを接続しないでください。
シリアルケーブルは、下記の結線になっているものを使用してください。
9 ピン(メス)- 9 ピン(メス)ケーブル
USBインターフェース
USB通信によるデータの送受信を行うことができます。
仕様
規格 |
USB2.0仕様に準拠 |
通信速度 |
12 Mbps(Full-Speed)転送に対応 |
インターフェースケーブルの接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.インターフェースケーブルの上下を確認してコネクターに接続します。

- 3.接続コネクターのもう一方を、ホストコンピューターのインターフェースコネクターへしっかり差し込みます。

注意
- ケーブルを抜くときは必ずコネクター部を持って行ってください。
- インターフェースケーブルは、足等に引っかからないように設置してください。
- 同時に複数のインターフェースを接続しないでください。
- USB ケーブルを誤ってドロワーキックコネクターに接続しないよう注意してください。
- 1台のPCにUSBで本製品を2台以上接続する場合は、USBのシリアル番号を変更する必要があります。
- インターフェースボード側にUSBコネクターを持つモデルがあります。
その場合、USBケーブルをプリンター本体側、インターフェースボード側両方に差し込まないでください。
両方に差し込んだ場合、本体側のコネクターにつながっている通信が優先されます。
Bluetooth インターフェースボード
各部の名称

- 1.ステータスLED
- Bluetoothの通信/接続/エラー状況をLEDで表示します。
- 2.USBコネクター
- USB通信によるデータの送受信を行うことができます。

注意
- USBインターフェースとして使用する場合、USBケーブルを本体側、インターフェースボード側両方に差し込まないでください。
両方に差し込んだ場合、本体側のコネクターにつながっている通信が優先されます。
Bluetooth ステータスLED
状態 |
内容 |
LED状態 |
発見待ち (Discoverable)
|
発見/ 接続待ち状態 |
 |
接続待ち (Connectable)
|
接続待ち状態 |
 |
iOS 接続状態 |
データセッションオープン前 |
 |
通信状態 |
iOS以外:接続/通信状態 iOS:データセッションオープン済
|
 |
エラー状態 |
エラーまたは設定中 |
消灯 |
ペアリング操作
Bluetooth 通信をするには、初回のBluetooth 接続時に
- 1.Bluetooth デバイス検索
- 2.ペアリング設定
を行います。
- 1.Bluetooth デバイス検索
- ホストPC のBluetooth が有効なことを確認し、Bluetooth のデバイス検索を行ってください。
- 本製品は、デバイス検索で「CT-S4500_XX」(XX は、固有のシリアル番号の最後2 桁)と表示されます。
- デバイス検索で表示された本製品を選択してください。
- 注)デバイス検索で表示される名前は変更できます。
- メモリスイッチMSW13-5 で「反応せず」に設定すると、デバイス検索で表示されません。
- その設定で、ペーパーカバーを開けFEED キーを2 秒押すと、一時的にデバイス検索で表示される状態(発見モード)になります。発見モードは、ホストPC と接続すると解除されます。
- 2.ペアリング
- 通常、デバイス検索でプリンターを選択すると、ペアリング設定に移行します。

注意
- ホストPC の設定や種類によっては、ペアリング設定に移行しないことがあります。
ペアリング設定の操作は、ホストPC のSSP(簡易安心ペアリング)機能の有無により違いがあります。
SSP 機能のあるホストPC では、追加操作なしでペアリングが確立します。
SSP 機能のないホストPC では、パスキーが要求されますので入力してください。
入力するパスキーは以下のとおりです。
パスキー
テスト印字で印字されるAddress の下4 ケタ(A-F が使われている場合には、大文字)
例:Address が01:23:45:67:89:AB なら、パスキーは、「89AB」となります。
ホストPC側のペアリング情報を削除した場合、プリンター側のペアリング情報も削除しないと、再度デバイス検索をしても検索で表示されないことがあります。
ペアリング情報を削除する場合は、用紙カバーを開けた状態でFEED キーを5 秒押してください。
ペアリング情報を削除すると、発見モードに入ります。
再接続要求機能
iOS デバイスの Bluetooth 通信では、 ペアリングした iOS デバイスとプリンター間の通信が中断しても、自動的には通信が回復しません。しかし、再接続要求機能を有効にしておけば、双方が通信できる状態に復帰すると、プリンターが
iOS デバイスに再接続を試み、自動的に通信が回復します。

注意
- 工場出荷状態ではこの機能は有効になっています。(MSW13-6)
iOS デバイス以外のホストでは、この機能により接続に時間がかかることがあります。
- 通信相手がiOS デバイスでも、以下の場合は再接続要求機能が通信の妨げとなります。
- 印刷終了ごとにBluetooth 通信を切断したい場合
- そのプリンターに印刷するiOS デバイスが複数ある場合
- これらの場合には、再接続要求機能を無効にしてください。
再接続要求機能の有効無効の切替方法
テスト印字中に、FEEDキーを3 度押す → 再接続要求=有効
テスト印字中に、FEEDキーを4 度押す → 再接続要求=無効
テスト印字の最後に再接続要求[ 無効] あるいは[ 有効] と印刷されます。
Bluetooth USBホストインターフェースボード
Bluetooth USBホストインターフェースは、Bluetooth通信よるプリンター制御に加え、USBポートに接続された周辺機器の制御を行うことが出来ます。
周辺機器の接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.周辺機器のケーブルをコネクターに接続します。


注意
- USB給電コネクターに接続しても周辺機器の制御はできません。
必ずインターフェースボードのUSBコネクターに接続してください。
USB機器の接続
USBコネクターは、それぞれ割り振られている機能が異なります。
接続するUSB機器によって、下図を参考に正しい個所に接続してください。

- 1.周辺機器制御用
- 周辺機器を接続します。
接続された周辺機器の制御を行うことができます。
- 2.ホストコンピューター通信用
- ホストコンピューターと接続します。
プリンターとホストコンピューターがUSBを介して通信を行います。
- 3.給電用
- モバイル端末等のUSB機器を接続します。
接続されたUSB機器への給電ができます。
- ※USBデータ通信には対応していません。
各部の名称

- 1.パネルボタン
- 本インターフェースボードの操作を行います。
- 2.USBポート(2ポート)
- 周辺機器を接続します。

注意
- USBポートには当社指定の周辺機器以外は接続しないでください。
- 周辺機器の挿抜はプリンターの電源がOFF状態の時に行ってください。
ペアリング操作
Bluetooth 通信をするには、初回のBluetooth 接続時に
- 1.Bluetooth デバイス検索
- 2.ペアリング設定
を行います。
- 1.Bluetooth デバイス検索
- ホストPC のBluetooth が有効なことを確認し、Bluetooth のデバイス検索を行ってください。
- 本製品は、デバイス検索で「CT-S4500_XX」(XX は、固有のシリアル番号の最後2 桁)と表示されます。
- デバイス検索で表示された本製品を選択してください。
- 注)デバイス検索で表示される名前は変更できます。
- メモリスイッチMSW13-5 で「反応せず」に設定すると、デバイス検索で表示されません。
- その設定で、パネルボタンを3秒以上長押しし、続けて2回押すと、一時的にデバイス検索で表示される状態(発見モード)になります。
発見モードは、ホストPCと接続すると解除されます。
- 2.ペアリング
- 通常、デバイス検索でプリンターを選択すると、ペアリング設定に移行します。

注意
- ホストPC の設定や種類によっては、ペアリング設定に移行しないことがあります。
ペアリング設定の操作は、ホストPC のSSP(簡易安心ペアリング)機能の有無により違いがあります。
SSP 機能のあるホストPC では、追加操作なしでペアリングが確立します。
SSP 機能のないホストPC では、パスキーが要求されますので入力してください。
入力するパスキーは以下のとおりです。
パスキー
テスト印字で印字されるAddress の下4 ケタ(A-F が使われている場合には、大文字)
例:Address が01:23:45:67:89:AB なら、パスキーは、「89AB」となります。
ホストPC側のペアリング情報を削除した場合、プリンター側のペアリング情報も削除しないと、再度デバイス検索をしても検索で表示されないことがあります。
ペアリング情報を削除する場合は、パネルボタンを3秒以上長押しし、ブザー鳴動後、続けて4回押してください。
成功すると”Erase Bonded Device”と印字されます。
ペアリング情報を削除すると、発見モードに入ります。
再接続要求機能
iOS デバイスの Bluetooth 通信では、 ペアリングした iOS デバイスとプリンター間の通信が中断しても、自動的には通信が回復しません。しかし、再接続要求機能を有効にしておけば、双方が通信できる状態に復帰すると、プリンターが
iOS デバイスに再接続を試み、自動的に通信が回復します。

注意
- 工場出荷状態ではこの機能は有効になっています。(MSW13-6)
iOS デバイス以外のホストでは、この機能により接続に時間がかかることがあります。
- 通信相手がiOS デバイスでも、以下の場合は再接続要求機能が通信の妨げとなります。
- 印刷終了ごとにBluetooth 通信を切断したい場合
- そのプリンターに印刷するiOS デバイスが複数ある場合
- これらの場合には、再接続要求機能を無効にしてください。
再接続要求機能の有効無効の切替方法
テスト印字中に、FEEDキーを3 度押す → 再接続要求=有効
テスト印字中に、FEEDキーを4 度押す → 再接続要求=無効
テスト印字の最後に再接続要求[ 無効] あるいは[ 有効] と印刷されます。
パネルボタンの操作
本ボードの操作は、Bluetoothボード背面のパネルボタンで行います。

- BTデバイス検索(MSW13-5)設定
- 1.パネルボタンを押しながらプリンターの電源を入れます。
- 2.プリンター起動後1秒以内にパネルボタンを押してください。
- パネルボタンを押す回数により設定が変更されます。
- 2回押す: 発見可
- 3回押す: 反応せず
- これらの操作後、プリンターは再起動します。
- インターフェースボードの状態を印刷する
- プリンター起動後、パネルボタンを1回押すとインターフェースボードの状態が印刷されます。

印字例
- 1.ボードのファームウェアバージョン
- 2.搭載Bluetoothモジュールのアドレス
- 3.Bluetooth名
- 4.Bluetooth通信での対応プロファイル
- 5.Bluetoothの設定状態
- 6.接続されているUSBデバイス機器名(未接続の場合はNo connection)
- 7.ボート状態
イーサネット (LAN)/無線LANインターフェースボード
ここでは、インターフェースボードの概要を説明します。USB ホスト機能やXML 周辺機器サポートの説明を含め、本ボードの詳細については、別冊のマニュアルをご覧ください。
インターフェースケーブルの接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.インターフェースケーブルの上下を確認してコネクターに接続します。

- 3.接続コネクターのもう一方を、ハブやルーターなどに接続します。

注意
- ケーブルを抜くときは必ずコネクター部を持って行ってください。
- インターフェースケーブルは、足等に引っかからないように設置してください。
- 同時に複数のインターフェースを接続しないでください。
- LAN ケーブルを接続または取り外すときは、コネクターを前後方向にまっすぐ抜き差ししてください。斜めにするとコネクター接触不良の原因になることがあります。
周辺機器の接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.周辺機器のケーブルをコネクターに接続します。


注意
- USB給電コネクターに接続しても周辺機器の制御はできません。
必ずインターフェースボードのUSBコネクターに接続してください。
無線LANアダプターの接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.無線LANアダプターをコネクターに接続します。

メモ
- USB給電コネクターに接続しても無線LANは使用できません。
必ずインターフェースボードのUSBコネクターに接続してください。
USB機器の接続
USBコネクターは、それぞれ割り振られている機能が異なります。
接続するUSB機器によって、下図を参考に正しい個所に接続してください。

- 1.周辺機器制御用
- 周辺機器を接続します。
接続された周辺機器の制御を行うことができます。
- 2.ホストコンピューター通信用
- ホストコンピューターと接続します。
プリンターとホストコンピューターがUSBを介して通信を行います。
- 3.給電用
- モバイル端末等のUSB機器を接続します。
接続されたUSB機器への給電ができます。
- ※USBデータ通信には対応していません。
- 4.無線LANアダプター接続用
- 無線LANアダプターを接続します。
パネルボタンの操作
本ボードの操作は、LAN ボード背面のパネルボタンで行います。

- LAN の接続を有効にする
- プリンターの電源を入れます。電源が入ってから、約20 秒後に本ボードの動作が開始します。
- LAN の設定情報を印刷する
- パネルボタンを押します。
- 設定モードに切り替える
- パネルボタンを長押しします。ブザー※ が1回鳴り、設定モードに切り替わります。
- 設定モードでは、工場出荷設定の読み込みを行うことができます。
- 設定モードで3秒間何も操作しないと、通常モードに戻ります。
- 工場出荷設定に戻す
- 本ボードを設定モードに切り替えて、パネルボタンを長押しします。本ボードの設定が工場出荷時の状態に戻ります。

注意
- 操作が完了すると、本ボードが自動的に再起動されます。設定がクリアされますので、ネットワークの設定を再度行う必要があります。
LED の機能
各LED の表示内容の意味は、次のとおりです。

- 1.有線LAN の通信速度表示
通信速度 |
LED(緑) |
100 Mbps |
点灯 |
10 Mbps/ 接続断 |
消灯 |
- 2.有線LAN の接続/ 通信状態の表示
接続状態 |
LED(黄) |
接続中 |
点灯 |
接続断 |
消灯 |
データ通信中 |
点滅 |
- 3.有線/ 無線LAN の状態表示
接続状態 |
LED(緑) |
LED(赤) |
説明 |
プリンター未接続 |
消灯 |
- |
プリンターと接続されていません。 |
プリンター接続 |
ネットワーク未接続 |
点灯 |
消灯 |
プリンターと接続されています。 |
有線LAN 接続中 |
点灯 |
点滅 (1 秒周期)
|
有線LAN で、DHCP にIP アドレスを問合せ中です。 |
有線LAN 動作中 |
点灯 |
点灯 |
有線LAN でネットワーク動作中です。 |
無線LAN 接続中 ※ |
点滅 (2 秒周期)
|
点滅 (1 秒周期)
|
無線LAN で、アクセスポイントに接続中、または、DHCP サーバーにIP アドレスを問合せ中です。 |
無線LAN 動作中 ※ |
点滅 (2 秒周期)
|
点灯 |
無線LAN でネットワーク動作中です。 |
リソースエラー |
交互点滅(1 秒周期) |
本ボードが正常に動作できない状態です |
システムエラー |
交互点滅(0.2 秒周期) |
本ボードが正常に動作できない状態です |
※:無線LAN使用時のみ
Web マネージャ
インターフェースボードにはWeb マネージャと呼ばれる機能が備わっており、Web ブラウザーから本ボードに接続し、ブラウザー上で本ボードの設定を変更できます。
Web マネージャの起動
- 1.Web ブラウザーを起動します。
- 2.アドレス欄に本ボードのIP アドレスを入力して、「Enter」キーを押します。

HOME 画面
Web マネージャのHOME 画面です。
下記の画面は、無線LANの例です。

ここで「CONFIG」ボタンを押します。
CONFIG 画面
工場出荷状態では管理者パスワード設定画面が表示されます。
- New Password / Confirm New Password
- 本ボードの管理者パスワードを設定します。
メモ
- 半角英数字で1~15文字を指定してください。
- 設定したパスワードを忘れた場合、インターフェースボードの初期化を実行して工場出荷状態に戻し、改めてパスワードを設定してください。インターフェースボードの初期化方法は別冊のマニュアルを参照してください。
下記のLogin ダイアログが出ますので、管理者ユーザーでログインし、インターフェースボードの設定を行います。

- User Name
- 本ボードの管理者ユーザー名を入力します。 ( 初期値:admin)
- Password
- 管理者ユーザーのパスワードを入力します。
- 「Login」ボタン
- 管理者ユーザー名、パスワードを入力して、「Login」ボタンをクリックしてください。設定画面を表示します。
- 設定の詳細については、別冊のマニュアルを参照ください。
USB給電コネクター
モバイル端末などのUSB機器のケーブルを給電コネクターに接続することで、USB機器への給電(最大2.1 A)ができます。
モバイル端末などの接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.モバイル機器などのケーブルをUSB給電コネクターに接続します。

USB機器の接続
USBコネクターは、それぞれ割り振られている機能が異なります。
接続するUSB機器によって、下図を参考に正しい個所に接続してください。

- 1.周辺機器制御用
- 周辺機器を接続します。
接続された周辺機器の制御を行うことができます。
- 2.ホストコンピューター通信用
- ホストコンピューターと接続します。
プリンターとホストコンピューターがUSBを介して通信を行います。
- 3.給電用
- モバイル端末等のUSB機器を接続します。
接続されたUSB機器への給電ができます。
- ※USBデータ通信には対応していません。

注意
- USBデータ通信には対応していません。
- 使用するUSB機器によっては給電が出来ない場合があります。
その場合には装置専用のACアダプターやバッテリーチャージャーをご使用ください。
- 給電用のUSBケーブルは同梱されていません。
市販またはUSB機器に付属されているUSBケーブルをご使用ください。
ドロワーの接続
- 1.電源をOFF にします。
- 2.ドロワーキックケーブルコネクターの上下を確認して、プリンター背面のドロワーキックコネクターに接続します。
- 3.アース線止めネジを外します。
- 4.ドロワーのアース線をプリンターの本体にネジ止めします。

- 1.ドロワーキックコネクター
- 2.ドロワーキックケーブルコネクター
- 3.アース線
- 4.アース線止めネジ
|

注意
- ドロワーキックコネクターには専用のドロワーキックケーブルコネクターのみ接続してください。(電話回線を接続しないでください。)
- 印字中は、ドロワーキックコネクターから信号を出力できません。
- ドロワーキックケーブルを接続または取り外すときは、コネクターを前後方向にまっすぐ抜き差ししてください。斜めにするとコネクター接触不良の原因になることがあります。
- (1)コネクター接続図
No. |
信号名 |
機 能 |
 |
1 |
FG |
保全用接地(ケースグランド) |
2 |
DRAWER1 |
ドロワー1駆動用信号 |
3 |
DRSW |
ドロワースイッチ入力 |
4 |
VDR |
ドロワー駆動用電源 |
5 |
DRAWER2 |
ドロワー2 駆動用信号 |
6 |
GND |
信号用GND(回路上の共通グランド) |
適合コネクター:RJ-11
- (2)電気的特性
- 1)駆動電圧: DC 24 V
- 2)駆動電流: 最大約1 A(510 ms 以内のこと)
- 3)DRSW 信号: 信号レベル“L”= 0 ~ 0.5 V、“H”= 3 ~ 5 V
- (3)DRSW 信号
- 信号の状態は、コマンドで確認できます。
- (4)駆動回路
ドロワーキックコネクター


注意
- ドロワー1 とドロワー2 は同時に駆動できません。
- ドロワー用のソレノイドは24 Ω以上のものを使用してください。出力電流は1 Aを越えないようにしてください。故障、焼損の危険があります。
プリンターの設置上のご注意
本製品は横置き専用です。縦置きおよび壁掛けでの使用はできません。
 |
 |
横置き |
縦置き |

注意
- 本製品を下記の状態で使用しないでください。
- 振動があったり、不安定な状態
- ほこりや塵の多い場所
- 本製品を傾けた状態
- 落下等でけがの原因になることがあります。
- 印字品質が悪くなることがあります。
- 本製品を指定以外の向きに設置した状態
ペーパーニアエンドセンサーの設定
ペーパーニアエンドセンサーの設定を変更して、検出するニアエンドの位置を設定します。
- 1.トップカバーを開けます。
- 2.ペーパーニアエンドセンサー切り替えレバーを軽く押しながら移動させ、センサー位置を調整します。センサー位置は使用するロール紙の巻芯外径により、下記のようになります。
(単位:mm)
センサー位置 |
ニアエンド検出時のロール紙外径 |
使用するロール紙の最大巻芯外径 |
1※ |
約φ21.0 |
φ18.0 |
2 |
約φ24.5 |
φ21.5 |
3 |
約φ28.0 |
φ25.5 |
4 |
約φ31.5 |
φ28.0 |
5 |
約φ35.0 |
φ32.0 |
※工場出荷時のセンサー位置です。ただし、仕向地により出荷時設定が異なる場合があります。

注意
- 用紙シャフトを使用する場合は、ペーパーニアエンドセンサーでのロール径検出機能が正常に機能しませんので、MSW2-8(PNE センサー)を無効に設定してください。
- メモリースイッチが下記の設定の場合、ペーパーニアエンドセンサーは無効になります。
MSW4-4(用紙選択): ブラックマーク紙/ラベル紙
MSW4-5(用紙位置検出方法): ラベル間検出
- メモリースイッチが下記の設定の場合、ロール紙の軸心の形状等によりPNE センサーが正常に機能しない可能性があります。
その場合は、MSW2-8(PNE センサー)を無効に設定してください。
MSW4-4(用紙選択): ブラックマーク紙/ ラベル紙
MSW4-5(用紙位置検出方法): ブラックマーク検出
- 検出されるロール紙の外径寸法は目安です。ロール紙により違いが出ます。
- 同梱のサンプルロール用紙を使用する場合には、センサー位置を5の位置に合わせてください。
出荷時のセンサー位置では正しくペーパーニアエンドを検出できない場合があります。
ロール紙用パーティション
112 mm幅より幅の狭いロール紙を使用する場合は、用紙パーティションを対応する位置に移動させます。
- 1.電源をOFFにします。
- 2.カバーオープンボタン(左右)を押しながらトップカバーを開けます。
- 3.用紙パーティション位置調整ボタンを押しながら用紙パーティションを左右にずらし、用紙幅目盛り上の用紙幅の位置に合わせます。
- 4.「メモリスイッチのマニュアル設定」を参照し、印字領域幅を変更します。

- 1.用紙幅目盛り(単位: mm)
- 2.用紙パーティション
- 3.用紙パーティション位置調整ボタン

注意
- トップカバーを開ける際、オートカッターの刃の出入り口に触れないように注意してください。
- 印字直後は印字ヘッドが高温になっています。手で触れないように注意してください。
- 印字ヘッドに素手や金属などで触れないでください。
- 幅の狭い用紙を長期間使用する場合は、その幅のみでご使用ください。
幅の狭い用紙で長期間使用後、幅の広い用紙に切り替えて使用した場合、紙送りや印字が正常に行われない場合があります。
- 感熱ロール紙は80 mm以上の幅の用紙をご使用ください。80 mm未満の用紙のご使用は推奨できません。
- 用紙パーティション位置調整ボタンを押してない状態で、用紙パーティションを移動させないでください。破損する恐れがあります。
- 用紙パーティション位置が適正でないと動作不良、印字不良が発生する恐れがあります。
用紙センサー位置の調整
用紙のセット時に用紙センサーの調整を行います。用紙センサーは透過センサーと反射センサーの2種類が使用できます。
用紙センサーの調整範囲
用紙センサーの調整範囲は下図のとおりです。

透過センサーを使用する場合
- ●用紙の幅に合わせてボトムセンサーとアッパーセンサーの位置を合わせます。
- ボトムセンサーとアッパーセンサーの位置を、▲位置から同じステップ数だけ移動します。

- ボトムセンサーとアッパーセンサーは▲の間をどちらも10ステップで左右に移動します。
- ボトムセンサーは、ペン先のような先端の細いものを使用してロックを解除し、位置を決めます。
位置が決まったらロック状態に戻してください。

注意
- ボトムセンサーとアッパーセンサーの位置を必ず一致させてください。
- ロックを外さずに動かすと、破損する恐れがあります。
反射センサーを使用する場合
- ●ブラックマークの中心にボトムセンサー窓中心が来るように位置を合わせてください。

用紙種の選択
用紙種の選択は、「メモリースイッチ設定モード」を使用し、MSW4-4とMSW4-5の組み合わせにより可能ですが、下記手順でも選択ができます。
- 1.用紙選択モードに入る
- 1) トップカバーを開けた状態にして、FEEDキーを押しながらプリンターの電源スイッチをONにします。
この時ブザーが鳴り、ステータス表示LEDが緑に点滅します。
- 2) FEEDキーから指を一旦離した後、FEEDキーを続けて3回押します。
次にトップカバーを閉じるとブザーが短く3回鳴り、現在選択されている用紙種がステータス表示LEDによって表示されます。
- 2.用紙種を選択する
- FEEDキーを押して、使用する用紙種とステータス表示LEDで表示された用紙種を一致させます。
- (下記表を参照)
用紙 |
ステータス表示LED |
ラベル紙 |
緑色 |
FEED キーを押す ↓ |
感熱ロール紙 |
橙色 |
FEED キーを押す ↓ |
ブラックマーク紙 |
赤色 |
ラベル紙選択へ戻る。 |
- 3.選択した用紙種をプリンターに記憶させる
- トップカバーを開き、そのまま閉めます。
これにより選択した用紙種がプリンターのメモリースイッチに下記の表の様に記憶され、用紙種設定モードを終了し、プリンターが自動的に再起動されます。
用紙種 |
MSW |
4-4 |
4-5 |
感熱ロール紙 |
感熱ロール紙 |
- |
ブラックマーク紙 |
ブラックマーク紙/ラベル紙 |
ブラックマーク検出 |
ラベル紙 |
ブラックマーク紙/ラベル紙 |
ラベル間検出 |
用紙センサーの調整
ラベル紙、またはブラックマーク紙を使用する前に、実際に使用する用紙で用紙センサーの調整をしてください。
なお、本モードを実行する前に、あらかじめ用紙選択モードまたは、MSW4-4とMSW4-5の設定によって使用する用紙種の設定を行ってください。
- 1.用紙センサー調整モードに入る
- 1) トップカバーを開けた状態にして、FEEDキーを押しながらプリンターの電源スイッチをONにします。
この時ブザーが鳴り、ステータス表示LEDが緑に点滅します。
- 2) FEEDキーから指を一旦離した後、FEEDキーを続けて4回押します。
次にトップカバーを閉じるとブザーが短く4回鳴ります。
- 2.調整する用紙をプリンターにセットする
- 透過センサー使用時の位置および用紙の設定
- 1.ボトムセンサーとアッパーセンサーを同じ位置に合わせます。
- 2.ラベル紙をはがした台紙(グラシン紙)のみがプラテンローラーおよび用紙センサーにかかるように装着します。
- ブラックマークの入った用紙はブラックマークが用紙センサーにかからないようにしてください。

- 3.その状態でトップカバーを閉めます。
- 反射センサーの位置および用紙の設定
- 1.ボトムセンサーが用紙の下にくるように調整します。
- 2.用紙がプラテンローラーおよび用紙センサーにかかるように装着します。
- ブラックマークのない部分がプラテンローラーおよび用紙センサーにかかるよう装着します。

- 3.その状態でトップカバーを閉めます。
- 3.用紙センサーの感度調整と用紙測長を行う
- FEEDキーを押すとブザーが短く1回鳴り、ラベルが送られ用紙センサーの感度調整と用紙測長がMSW4-1の設定に関わらず自動的に行われます。
測長後にブザーが1回長く鳴り、プリンターが自動的に再起動されます。
測長結果はプリンターに記憶され、プリンターの電源が切られても保持されます。テスト印字に測長結果が印字されます。
なお、用紙センサーの感度調整または用紙測長に失敗すると、ブザーが鳴動し、ブラックマーク/ラベル間検出エラー状態となります。
このエラーを解除するためにはプリンターの電源を一旦切り、現在設定されている用紙をセットして、再度用紙センサー調整モードを起動する必要があります。

アプリ作成および実運用に関する注意
パーシャルカットして用紙を引きちぎった直後の印字では、印字の先頭部分がつぶれることがあります。
カット後の印字は最初の1 行を開けて印字することを推奨します。
データ転送速度の遅いシリアルインターフェースで、グラフィック印字や諧調印字といったデータの大きな印刷をする場合、印字結果に筋が入ることがあります。
USB インターフェースは、ホストや環境によってはノイズの影響を受けやすい場合があります。
そのような場合には、両端にフェライトコアがつくようなノイズに強いケーブルを使うなどの対応をしてください。
各種電子ファイルの入手先
サポート情報と最新のドキュメント、ドライバー、ユーティリティー等は下記のサイトからダウンロードが出来ます。
定期クリーニング
サーマルヘッド、紙送りローラー(プラテンローラー)、センサー保護シートが汚れている場合、印字動作が正常に行われなくなる可能性があるので、定期的(約2~3ヶ月)にクリーニングを行う必要があります。
- 1.電源をOFF にします。
- 2.両側のカバーオープンボタンを押しながら、トップカバーを開けます。
- 3.印字直後の場合はサーマルヘッドの温度が下がるまで数分放置します。
- 4.エチルアルコールを含ませた綿棒でサーマルヘッドの発熱体表面や紙送りローラーに付着している紙粉等の汚れを拭き取ります。
- 1.サーマルヘッド
- 2.紙送りローラー(プラテン)

注意
- 印字直後はサーマルヘッドが高温になっています。手で触れないように注意してください。
- サーマルヘッドの発熱体表面に素手や金属等で触れないでください。
カッターエラーの解除
異物の落下や用紙詰まりなどにより、オートカッター動作時にオートカッターの刃が出たままで停止すると、ステータス表示LEDが点滅します。
カッターエラーが起きた場合、以下の方法でカッターエラーを解除します。
- 1.電源をON にします。
- 2.カバーオープンボタンを押しながら、トップカバーを開けます。
- 3.詰まった用紙を残らず取り除きます。(セットしてあるロール紙もホルダー部から取り出してください。)
- 4.再度ロール紙をセットし、ペーパーカバーを閉めます。

注意
- ペーパーカバーを開ける際、オートカッターの刃の出入口に触れないように注意してください。
- 印字直後は印字ヘッドが高温になっています。手で触れないように注意してください。
- 印字ヘッドに素手や金属等で触れないでください。
テスト印字
テスト印字により、印字機能に問題がないかの確認が出来ます。
テスト印字の操作方法
- 1.用紙をセットした状態でFEED キーを押しながら電源をON にします。
- 2.そのままFEED キーを1 秒程度押すとブザーが鳴るので、キーを放すとテスト印字が開始されます。モデル名、バージョン、メモリスイッチ設定、搭載フォントを印字します。

- 1.プリンタータイプ名
- 2.ファームウエアバージョン
- 3.インターフェースの設定
- 4.バッファサイズ
- 5.メモリスイッチの内容
16 進ダンプ印刷
受信したデータを16 進数で印字します。データが欠落する、データが重複するなどの問題があったときに、プリンターがデータを正しく受信しているのかどうか、確認できます。
16 進ダンプ印刷の操作方法
- 1.用紙をセットします。
- 2.トップカバーを開けた状態で、FEED キーを押しながら電源をON にし、トップカバーを閉めます。
- 3.「HEX ダンプ印字モード」と印字された後、受信したデータが16 進数と文字で印字されます。
16 進ダンプ印刷の停止方法
下記のいずれかで印刷を停止することができます。
- FEED キーを3 回連続で押す
- 電源をOFF にする
- インターフェースからのリセットコマンドを受信する

注意
- データに該当する文字がない場合は、“.” を印字します。
- 16 進ダンプ印刷中は、すべてのコマンドが機能しません。
- 印字データが1行に満たない場合、FEED キーを押すことにより、その行の出力を行います。
印字例
HEX ダンプ印字モード
エラー表示
- ペーパーエンド、ペーパーニアエンド
用紙なしは、ペーパーニアエンドとペーパーエンドの2 段階で検出します。
ペーパーニアエンドの場合は、ステータス表示LEDが橙色に点灯します。用紙交換の準備をしてください。
ペーパーエンドの場合は、ステータス表示LEDが赤色に点灯しブザーが鳴ります。新しい用紙をセットしてください。メモリスイッチの設定によってはブザーが鳴りません。
- カバーオープン
カバーを開けるとステータス表示LEDが赤色に点灯します。
メモリスイッチの設定によってはブザーが鳴ります。
印字中はカバーを開けないでください。誤ってカバーを開けてしまった場合、ステータス表示LEDが赤色に点滅しブザーが鳴ります。用紙を確認し、数cmプリンターの外にまっすぐ引き出してからカバーを閉めてください。印字が再開されます。メモリスイッチの設定によっては、印字再開のためにコマンドを送る必要があります。
- カッターエラー
用紙詰まりなどでオートカッターが動かなくなった場合、ステータス表示LEDが赤色に点滅し、ブザーが鳴ります。原因を取り除き、FEED キーを押してください。それでもオートカッターが動かず、ペーパーカバーが開かない場合は、「カッターエラーの解除」を参照してください。
- 印字ヘッドホット
濃い印字、黒い部分の多い印字、高温環境下での連続印字を続けると、印字ヘッドの温度が上がります。一定の温度を超えると、印字を停止し、印字ヘッドの温度が下がるのを待ちます。このとき、ステータス表示LEDが赤色に点滅します。温度が下がると自動的に印字を再開します。
各エラーの状態表示は、下記のとおりです。
状態 |
色 |
ステータス表示LED |
ブザー音※1 |
ペーパーニアエンド |
橙色 |
点灯 |
なし |
ペーパーエンド |
赤色 |
点灯 |
あり※2
|
カバーオープン※3 |
赤色 |
点灯 |
なし※2
|
カバーオープンII※4
|
赤色 |
 |
なし※2
|
カッターエラー |
赤色 |
 |
あり |
低電圧エラー |
赤色 |
 |
なし |
高電圧エラー |
赤色 |
 |
なし |
システムエラー |
赤色 |
 |
なし |
メモリーエラー |
赤色 |
 |
なし |
印字ヘッドホット |
橙色 |
 |
なし |
ブラックマーク/ ラベル間検出エラー |
赤色 |
 |
あり |
マクロ実行待ち |
橙色 |
 |
なし |
※1: MSW5-1(ブザー設定)が有効時にブザー音が鳴ります。
※2: MSW10-5(ブザーイベント)によりブザーを鳴らす設定、鳴らさない設定が可能です。
※3: 待機中にカバーオープンした場合の表示です。
※4: 印字中にカバーオープンした場合の表示です。
用紙巻き込み
印字中に用紙の出口をふさいだり、出口付近で用紙を捕まえないでください。
用紙の行き場がなくなるため、プリンター内部で用紙が紙送りローラーに巻き付き、エラーを起こすことがあります。
用紙が紙送りローラーに巻き付いた場合は、ペーパーカバーを開け、慎重に用紙を引き抜いてください。
印字速度が変動する印刷を行う際のご注意
印字速度が変動する印刷を行う場合、印字条件によって白スジが印刷されたり、紙送りをしないことがあります。これらを防ぐには、以下のメモリスイッチ設定を変更してください。
- 1.「MSW2-3(バッファリング)」を有効にする。
- 2.「MSW7-1(シリアルボーレート)」の通信速度を早くする。
- 3.「MSW10-2(印字速度)」のレベルを下げる。

注意
- シリアルインターフェースの通信速度や、使用する温度、印字データのデューティーなどの印字条件によっては、現象が改善されない場合があります。
外形および寸法
(単位:mm)
標準モデル

標準ACアダプター搭載モデル

オプションインターフェース付きモデル
オプションインターフェース背面突出量(P)
シリアルRS-232C:1.5 mm
イーサネット、イーサネットUSBホスト、無線LAN:20 mm
Bluetooth、Bluetooth + USBホスト:19 mm
印字用紙
印字用紙は下記の表のもの、または相当品を使用してください。
用紙の種類 |
製品名 |
推奨感熱ロール紙 |
日本製紙 TF50KS-E、TF50KS-E2D 王子製紙 PD150R、PD160R 三菱製紙 P220AE-1
|
推奨感熱ラベルロール紙 |
日本製紙 HD75 リコー 150LA-1P-ST
|
(単位:mm)

紙厚(μm) |
60 ~ 85 |
85 ~ 150 |
軸芯内径d (mm) |
φ12 ~ φ25.4 |
φ25.4 |
軸芯外径D (mm) |
φ18 ~ φ32 |
φ32 |

注意
- 感熱ロール紙の巻き始めが、下記のものを使用してください。
- 折り目がなく、内径に沿っていること。
- 折り返しがないこと。
- 芯への糊付けがないこと。
- 外巻き(印字面が外側)になっていること。

(単位:mm)
記 号 |
項 目 |
寸 法 |
A |
台紙幅 |
58~112 0/-1 |
B |
ラベル幅 |
54~108±0.5 |
C |
ラベル左端位置 |
2±0.5 |
D |
印字幅 |
45~104 |
E |
上マージン |
2+2/-2 |
F |
印字領域長 |
21~296 |
G |
下マージン |
2+2/-2 |
H |
ラベル間カット位置 |
2以上 |
I |
ラベル間隔 |
4~30 |
J |
ラベル長 |
25~300 |
K |
ラベルピッチ |
I+J |
L |
左マージン |
2±1 |
M |
右マージン |
2±1 |

注意
- カット位置は、ラベル間(台紙部分)をカットしてください。
ラベル紙(タック紙)をカットしないでください。
- ラベルの台紙の種類を変更した場合は、必ず用紙センサーの調整を行ってください。
- 全面ラベル紙は使用しないでください。
- 外巻き(印字面が外側)になっていること。
- ロール紙の終端処理においてロール紙と軸芯の固定は糊付けしないでください。
また、終端は紙折り加工を行わないでください。

(単位:mm)
記 号 |
項 目 |
寸 法 |
最小 |
最大 |
A |
ブラックマークの左端位置 |
15 |
66.5 |
B |
ブラックマークの右端位置 |
0 |
51.5 |
A-B |
ブラックマークの幅 |
15 |
- |
C |
ブラックマークの高さ |
4 |
17.8 |
D |
ブラックマークのカット位置 |
高さ方向中央±2 |
E |
用紙マージン上 |
2+2/-2 |
F |
ブラックマークピッチ |
30 ~ 300 |
G |
用紙マージン下 |
0±1 |

注意
- ブラックマークのPCS値は0.90以上とします。
- ブラックマーク検出による印字頭出し制度は、基準印字位置に対し±2 mm、また印字長さについては、設定値に対して最大-5%の誤差を考慮してください。
- ブラックマークを使用する場合は、上記の印字領域に従ってください。
また十分なマージンをとってください。
印字データが印字領域外になった場合には、プリンターがページスキップ動作します。
- ブラックマーク紙にプリプリントする場合は、ブラックマーク用センサーの検出領域外に印刷してください。
メモリスイッチのマニュアル設定
メモリスイッチには、プリンターの各種の設定項目が割り振られています。メモリスイッチは手操作、ユーティリティ、またはコマンドで変更できます。ここではマニュアルでの設定方法を説明します。
コマンドでの設定については、別冊のコマンドリファレンスを参照してください。
個別設定モード
メモリスイッチを個別に設定します。
用紙に印字されるメモリスイッチの機能と設定内容を確認しながら設定します。
- 1.用紙をセットします。
- 2.トップカバーを開けた状態でFEED キーを押しながら電源をON にします。
- 3.FEED キーを2 回押し、ペーパーカバーを閉めます。
- メモリスイッチの個別設定モードに入ります。
- 「メモリSW(1)」と、現在の設定内容が0(OFF)または1(ON)で印字されます。
- (メモリスイッチ7 から13 は、現在の設定内容が印字されません。)

- 4.FEED キーを押します。
- FEED キーを押すごとにメモリスイッチ番号が「メモリSW(1)」→「メモリSW(2)」・・・「メモリSW(11)」または「メモリSW(13)」→「書込/ 工場出荷」→「メモリSW(1)」のように順に繰り返し印字されます。
- 設定を変更するメモリスイッチ番号が印字されるまでFEED キーを押してください。
- 5.FEED キーを2 秒以上押します。
- FEED キーを2 秒以上押すごとに、メモリスイッチの機能と設定内容が、繰り返し印字されます。
- 設定を変更するメモリスイッチの機能が印字されるまでFEED キーを2 秒以上、繰り返し押してください。

- 6.FEED キーを押します。
- FEED キーを押すごとに設定内容が順に繰り返し印字されます。
- 現在の設定内容が印字されたときは、COVER LED が点灯します。
- 該当する設定内容が印字されるまでFEED キーを押してください。
- 7.FEED キーを2 秒以上押します。
- 選択した設定内容が確定します。
- 次のメモリスイッチの機能と設定内容が印字されます。
- 8.同じメモリスイッチ番号内で変更する機能がある場合は、手順5 から手順7 を繰り返します。
- 9.ペーパーカバーを開け、再び閉じます。
- 変更したメモリスイッチの設定内容が印字されます。
- 10.異なるメモリスイッチ番号で変更する機能がある場合は、手順4 から手順9 を繰り返します。
- 11.「書込/ 工場出荷」が印字されるまでFEED キーを押します。
- 12.FEED キーを2 秒以上押します。
- 変更したメモリスイッチの設定内容を保存し、一覧表を印字します。
- 印字が終了すると、個別設定モードを終了します。
メモリスイッチの初期化
すべてのメモリスイッチを工場出荷時の設定にします。
- 1.個別設定モードの手順1 から手順3 の操作をします。
- 2.「書込/ 工場出荷」が印字されるまでFEED キーを押します。
- 3.ペーパーカバーを開けます。
- 4.FEED キーを2 秒以上押します。
- すべてのメモリスイッチが工場出荷時の設定に変更されます。
- 5.ペーパーカバーを閉じます。
各メモリスイッチの機能は、下記の表のとおりです。(網掛け表示部は、工場出荷時設定です。)
スイッチ番号 |
機能 |
OFF |
ON |
MSW1-1 |
電源ON 通知設定 |
有効 |
無効 |
MSW1-2 |
インプットバッファ |
4 Kbytes |
45 bytes |
MSW1-3 |
Busy 条件 |
フル/ オフライン |
バッファフル |
MSW1-4 |
受信エラー文字 |
“?” 文字 |
無効 |
MSW1-5 |
CR モード |
無効 |
有効 |
MSW1-6 |
予約 |
固定 |
- |
MSW1-7 |
DSR 信号選択 |
無効 |
有効 |
MSW1-8 |
INIT信号選択 |
無効 |
有効 |
|
|
|
|
MSW2-1 |
予約 |
- |
固定 |
MSW2-2 |
オートカッター動作 |
無効 |
有効 |
MSW2-3 |
バッファリング |
無効 |
有効 |
MSW2-4 |
フル桁印字 |
即改行 |
データ待ち |
MSW2-5 |
カバークローズ 復帰 |
次行印字 |
先頭印字 |
MSW2-6 |
予約 |
固定 |
- |
MSW2-7 |
予約 |
固定 |
- |
MSW2-8 |
PNEセンサー |
有効 |
無効 |
|
|
|
|
MSW3-1 |
オートカッター復帰 |
L/F 有効 |
L/F 無効 |
MSW3-2 |
PNE時PE出力 |
有効 |
無効 |
MSW3-3 |
予約 |
固定 |
- |
MSW3-4 |
予約 |
固定 |
- |
MSW3-5 |
予約 |
固定 |
- |
MSW3-6 |
予約 |
固定 |
- |
MSW3-7 |
CBM1000 互換モード |
無効 |
有効 |
MSW3-8 |
印字中カバーオープン |
自動復帰 |
復帰可能 |
|
|
|
|
※1MSW4-1 |
用紙長設定 |
自動測長 |
コマンド |
※1MSW4-2 |
電源ON時の頭出し |
無効 |
有効 |
※1※2MSW4-3 |
用紙頭出しカット |
無効 |
有効 |
MSW4-4 |
用紙選択 |
感熱ロール紙 |
ブラックマーク紙/ラベル紙 |
MSW4-5 |
用紙位置検出方法 |
ブラックマーク検出 |
ラベル間検出 |
MSW4-6 |
カバークローズ測長 |
無効 |
有効 |
MSW4-7 |
予約 |
固定 |
- |
※3NSW4-8 |
強制パーシャル |
無効 |
有効 |
|
|
|
|
MSW5-1 |
ブザー |
有効 |
無効 |
MSW5-2 |
縦基本計算ピッチ |
360 |
406 |
MSW5-3 |
USB モード |
仮想COM |
プリンタークラス |
MSW5-4 |
予約 |
固定 |
- |
MSW5-5 |
予約 |
固定 |
- |
MSW5-6 |
予約 |
固定 |
- |
MSW5-7 |
予約 |
固定 |
- |
MSW5-8 |
予約 |
固定 |
- |
|
|
|
|
MSW6-1 |
ドライバ用動作 |
無効 |
有効 |
MSW6-2 |
文字間スペース |
無効 |
有効 |
MSW6-3 |
USB 節電モード |
無効 |
有効 |
MSW6-4 |
予約 |
固定 |
- |
MSW6-5 |
予約 |
固定 |
- |
MSW6-6 |
予約 |
固定 |
- |
MSW6-7 |
予約 |
固定 |
- |
MSW6-8 |
予約 |
固定 |
- |
スイッチ番号 |
機能 |
初期値 |
設定値 |
MSW7-1 |
シリアル ボーレート |
9600 bps |
1200 bps、2400 bps、4800 bps、9600 bps、19200 bps、38400 bps、57600 bps、115200 bps |
MSW7-2 |
シリアル データ長 |
8bits |
7bits、8bits |
MSW7-3 |
シリアル ストップ ビット |
1bit |
1bit、2bit |
MSW7-4 |
シリアル パリティ |
無効 |
無効、偶数、奇数 |
MSW7-5 |
シリアル プロトコル |
DTR/DSR |
DTR/DSR、XON/XOFF |
MSW7-6 |
DMA制御 |
有効 |
無効、有効 |
MSW7-7 |
VCom フロー制御 |
PC 設定 |
PC 設定、DTR/DSR、XON/XOFF |
|
|
|
|
MSW8-1 |
印字領域幅 |
832 dots |
360 dots、384 dots、420 dots、432 dots、436 dots、512 dots、546 dots、576 dots、660 dots、720
dots、832 dots、ユーザー定義
|
MSW8-3 |
トップマージン |
12 mm |
3 mm、4 mm、5 mm、6 mm、7 mm、8 mm、9 mm、10 mm、11 mm、12 mm |
MSW8-4 |
行間圧縮 |
無効 |
無効、3/4、2/3、1/2、1/3、1/4、1/5、ALL |
MSW8-5 |
文字縮小 縦 / 横 |
100% / 100% |
100% / 100%、75% / 100%、50% / 100%、100% / 75%、75% / 75%、50% / 75% |
MSW8-6 |
ドットスライド |
無効 |
無効、1 ドット、2 ドット、3 ドット、4 ドット、5 ドット、6 ドット、7 ドット |
|
|
|
|
MSW9-1 |
コードページ |
Katakana |
Katakana、PC 437、PC 737、PC 850、PC 852、PC 857、PC 858、PC 860、PC 862、PC 863、PC 864、PC 865、PC 866、WPC 1251、WPC 1252、WPC 1253、WPC 1255、WPC 1258、Space page、TCVN3、TCVN3 Caps、Thai Code11 1Pass、Thai Code11 3Pass、Thai Code18 1Pass、Thai Code18 3Pass
|
MSW9-2 |
国際文字 |
日本 |
アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、デンマーク、スウェーデン、イタリア、スペイン、日本、ノルウェー、デンマーク2、スペイン2、ラテンアメリカ、韓国、クロアチア、中国、ベトナム |
MSW9-4 |
漢字コード |
JIS(日本) |
無効、JIS(日本)、SJIS:CP932(日本)、SJIS:X0213(日本)、GB18030(中国)、KS Hangul(韓国)、EUC Hanguel(韓国)、BIG5-HKSCS |
|
|
|
|
MSW10-1 |
印字濃度 |
100 % |
70 %、75 %、80 %、85 %、90 %、95 %、100 %、105 %、110 %、115 %、120 %、125 %、130 %、135 %、140
%
|
MSW10-2 |
印字速度 |
レベル 9 |
レベル 5、レベル 6、レベル 7、レベル 8、レベル 9 |
MSW10-4 |
旧コマンド |
無効 |
無効、CBM1、CBM2 |
MSW10-5 |
ブザーイベント |
カバーオープン以外 |
全て、カバーオープン以外、カバーオープンPE 以外 |
MSW10-6 |
ブザー音 |
トーン 2 |
トーン 1、トーン 2、トーン 3、トーン 4 |
|
|
|
|
MSW13-1 |
セキュリティ/ 接続先 |
低/ 全て |
低/ 全て、中/ 全て、中/ ペア済のみ、高/ 全て、高/ ペア済のみ |
MSW13-5 |
BT デバイス検索 |
発見可 |
反応せず、発見可 |
MSW13-6 |
再接続要求 |
有効 |
無効、有効 |
※1: これらの設定はMSW4-4 がブラックマーク紙/ ラベル紙の場合のみ有効となります。
※2: MSW2-2が無効の場合、MSW4-3の設定にかかわらず、カット動作をしません。
※3: ブラックマーク紙/ラベル紙を使用する場合(MSW4-4がON状態)、MSW4-8の設定にかかわらず、用紙はフルカットされます。また、使用するラベル長が約37
mm以下の場合は、MSW4-2がOFFの場合にも電源ON時に頭出しされます。
カット動作の選択と設定
下記の手順により、カットコマンド受信時のカット動作を選択、設定できます。
強制パーシャルと強制フルの切り替えは、この手順でのみ変更が可能です。
コマンドどおりのカットと強制パーシャル(強制フル)は、メモリースイッチMSW4-8でも変更可能です。
- 1.カット動作の選択モードに入ります。
- 1.用紙をセットし、トップカバーを開けた状態にします。
- FEEDキーを押しながらプリンターの電源スイッチをONにします。
- この時ブザーが鳴り、ステータス表示LEDが緑の点滅をします。
- 2.FEEDキーを1回押します。
- トップカバーを閉じるとブザーが一度短く鳴り、カット動作の選択モードに入ります。
- 2.カット動作を選択します。
- FEEDキーを押すと、カット動作が選択できます。
- カット動作の種類は、下の表のとおり、ステータス表示LEDにより確認できます。
カット動作 |
ステータス表示LED |
対応するMSW4-8の選択肢 |
コマンドどおりのカット |
緑色 |
無効 |
FEED キーを押す ↓ |
|
パーシャルカットのみ |
橙色 |
有効(強制パーシャル) |
FEED キーを押す ↓ |
|
フルカットのみ |
赤色 |
有効(強制フル) |
FEED キーを押す ↓ |
|
コマンドどおりのカット(緑色)へ戻る |
|
- 3.選択したカット動作を設定します。
- トップカバーを開き、閉めると選択したカット動作が記憶され、カット動作選択モードが終了します。
- モードが終了すると、プリンターは、自動的に再起動します。

注意
- 感熱ラベルロール紙、及び紙厚85 μm以上の感熱ロール紙を使用する場合、カッター動作を強制フルへ設定してください。